骨粗鬆症の治療薬は、骨の代謝やカルシウムのバランスに関わるものが多く、治療を安全に続けるために、血液中のカルシウムと腎機能を定期的に確認する必要があります。これまで当院では、主に75歳以上の方を中心に血液検査を行っていましたが、薬の添付文書の注意事項に沿って、今後は骨粗鬆症を治療中の方全員に「半年に1回」の血液検査を行う方針に変更いたします。なお、治療内容や体調によっては、医師の判断で追加の検査を行うことがあります。
参考資料はこちら。
<骨粗鬆症治療薬と血清カルシウム>
血清カルシウムが高くなることがある薬
①活性型ビタミンD3(エルデカルシトール、アルファカルシドール)
②PTH(テリパラチド、フォルテオ、テリボン)
血清カルシウムが低くなることがある薬
①ビスホスホネート(アレンドロン酸、ミノドロン酸、イバンドロン酸)
②デノスマブ(プラリア)
③ロモソズマブ(イベニティ)
<骨粗鬆症治療薬と腎機能>
骨粗鬆症治療薬は、腎機能の程度によって使用できるかどうかや、投与時の注意点が変わります。さらに、一部の薬では治療中に腎機能が低下することがあるため、定期的な確認が重要です。
▶ 健診結果だけでは代用できません
区の健診で腎機能を測定していても、当院の診療時に結果をオンラインで確認できないことがあります。さらに、カルシウム値は健診項目に含まれないことが多いため、当院で血液検査が必要となります。なお、健診結果を紙でお持ちの方は参考になりますので、ご持参ください。
▶ 他院の検査結果があればご持参ください
他院で1か月以内に行った血液検査で、腎機能(クレアチニン、eGFR)、
アルブミン、カルシウム値が分かる結果があれば、当院の検査の代わりとして参考にできます。受診の際に、検査結果(紙またはスマホ)をご持参ください。
