PRP(Platelet-Rich Plasma/多血小板血漿)療法は、ご自身の血液から血小板成分を抽出して患部に注入し、組織の修復を促す治療法です。安全性と有効性の高さから、多くのトップアスリートにも選ばれています。保険適用外のため、自由診療(全額自己負担)となります。
「長引く痛みを和らげたい」「関節注射を何度も受けたくない」
「スポーツに早く復帰したい」「なるべく手術は避けたい」
このような方にお勧めです。
PRP療法とは
PRP(多血小板血漿)は、血液中の「血小板」を多く含む成分です。血小板は、けがをした際に傷の修復に関わる血球で、その中には多くのサイトカイン(生理活性物質)が含まれています。これらの成分が、慢性化した組織の修復を促すと考えられています。
PRP療法は、ご自身の血液を採取し、特殊な技術でPRPを抽出したうえで患部に注入する治療法です。個人差はありますが、ヒアルロン酸注射やステロイド注射よりも、痛みの軽減効果が長く続くことが期待されています。また、ご自身の血液から作製するため、感染症やアレルギー反応などの重い副作用は起こりにくいとされています。
これまでの報告では、約7割の方に効果がみられ、注射後2~4週ごろから徐々に痛みが改善し、半年~1年程度効果が続くことが見込まれます。当院では、PRPの作製を株式会社ロートセルファクトリー東京(https://www.rcft.co.jp/)に業務委託しています。
株式会社ロートセルファクトリー東京では、採取した血液を約20倍に濃縮した抽出液を作製しています。

適応疾患
対象:18歳以上で、全身状態および患部に重大な問題がない方
保存療法を3か月以上続けても改善しない、次のような疾患が対象です。
関節へのPRP療法
変形性関節症(膝・股関節・足関節・肩・肘など)、半月板損傷、軟骨損傷
筋・腱・靭帯へのPRP療法
腱付着部炎(足底腱膜炎、上腕骨内側上顆炎、上腕骨外側上顆炎、膝蓋腱炎、アキレス腱付着部炎など)、肩腱板断裂、靭帯損傷
診察の流れ
① 画像検査や血液検査を行い、状態を確認します(保険診療)。
② PRP療法についてご説明し、説明文書をお渡しします。
③ 同意書にご署名いただいた後、日程を決めます。
④ 採血日:血液を100mL採取します(月・火・水・木の9時~16時)。その後、お支払い、委託企業でのPRP作製へ進みます。
※ 前日から脂っこい食事は控えてください。当日は水分を多めにお取りください。
⑤ 1回目投与日:採血日から3週後以降(月~土)に行います。1週間以内であれば変更可能です。
⑥ 2回目投与日:1回目投与日から3~6週後(月~土)に行います。採血日から6か月以内に完了します。

治療後の注意点
注射後数日間は、痛みや腫れが出ることがあります。長時間の入浴やサウナ、過度の飲酒、激しい運動、患部に負担のかかる作業は避けてください。腱付着部や靭帯への注射では、注射当日に痛みが出やすいため、必要に応じてアイシングをお願いします。
料金
| 対象 | 料金 |
|---|---|
| 関節 | 1関節:18万円(税別)/税込19.8万円 合計2本注射 |
| 関節 | 2関節:27万円(税別)/税込29.7万円 合計4本注射 |
| 筋・腱・靭帯 | 1部位:9万円(税別)/税込9.9万円 合計2本注射 |
| 備考 | 部位によっては、2部位に分けて注射できる場合があります。 |
