コラム

変形性膝関節症 診療ガイドライン2023

変形性膝関節症の診療ガイドラインが2015年以来8年ぶりに改訂されました。

日本が超高齢社会を迎えるなかで変形性膝関節症は40歳以上の有病率が55%、1800万人に達すると言われるほど身近な存在となっています。「最期の日まで自分の足で歩く」というのは整形外科にとって大きな目標です。

さて、今回は変形性膝関節症の薬物療法にしぼって解説いたします。

併存疾患がない場合は、次の治療が推奨されます。
① アセトアミノフェン
② NSAIDs外用剤(湿布など)
③ 非選択的NSAIDs内服薬(ロキソニンやボルタレンなど)
④ COX-2選択的阻害薬(セレコックスなど)
⑤ ヒアルロン酸関節内注射

消化器障害、心血管障害などがある場合は、次の治療が推奨されます。
① アセトアミノフェン
② NSAIDs外用剤(湿布など)
③ ヒアルロン酸関節内注射

もちろん、これ以外にもノイロトロピン、デュロキセチン、トラマドールなどの内服薬やステロイド注射で痛みを和らげる治療があります。運動療法もとっっっっても大切ですし、日常生活で膝に負担をかけず痛くないように過ごすのも大事です。

整形外科は、皆さんの膝が一生使えるように、どうしても難しいときは最善の時期に手術が受けられるように応援いたします。

最期の日まで自分の足で歩きましょう!!