コラム

骨粗鬆症の逐次療法(ちくじりょうほう)

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは

骨粗鬆症は耐震性の低い建物に例えられます。家(骨)の屋台骨である柱が、数が少なくなり、太さが細くなり、質が悪くなることによって倒壊(骨折)しやすくなります。

日本には約1000万人以上の患者さんがいるとされていて、特に閉経後の女性に多く見られます。

骨粗鬆症になっても痛みなどの自覚症状はありませんが、転ぶなどのちょっとしたはずみで骨折しやすくなります。骨折が生じやすい部位は、せぼね(脊椎圧迫骨折)、手首の骨(橈骨遠位端骨折)、太ももの付け根の骨(大腿骨頚部骨折)、肩(上腕骨近位端骨折)などです。

骨はとても硬いにもかかわらず、活発な新陳代謝が行われています。常にスクラップ(骨吸収)&ビルド(骨形成)が繰り返されています。このバランスがくずれると骨がスカスカになり、骨粗鬆症となります。

逐次療法(ちくじりょうほう)

骨粗鬆症の治療は長期にわたりますが、一つの薬を長年継続することが保険で認められていなかったり、適していなかったりするために、ある程度の期間がきたら他の適切な薬を切り替えることが大切になってきます。
このように、骨粗鬆症の治療にあたり、薬を切り替えながら治療を継続することを逐次療法といいます。

逐次療法では、使用する薬の順番や期間によっては十分な治療効果が得られない場合もありますので注意が必要です。

骨粗鬆症の治療薬は、①どんどん骨をつくらせる薬(骨形成促進薬)と②骨が壊れないようにする薬(骨吸収抑制薬)の2つに分類されます。

逐次療法では、①→他の①、①→②、②→①などのパターンで薬を変えていきます。


https://akp-pharma-digital.com/products/reclast/sequential より

強い治療薬だからといって副作用が強いわけではありませんからご安心ください。

骨粗鬆症が気になったらまずはDEXA法の骨密度検査を行いましょう。

整形外科は、皆さまの骨折を予防して健やかな毎日を続けるお手伝いをいたします。