コラム

整形外科クリニックで働く人々(その3)

整形外科クリニックで働く医療従事者を紹介するシリーズの最終回です。

医療事務

受付のお姉様方です。クリニックの顔ですね。
受診された方々を受け付けて会計を行う、というと簡単そうに聞こえるかもしれませんが、実際には受付にはかなりハイテクな機器がそろっていて作業は煩雑です。ウエブ順番取りシステムと電子カルテを連携して患者様と登録したり、その日の診療の流れ(診察、検査、リハビリなど)を適切に振り分けます。健康保険や労災保険、自賠責保険などについても即座に答えられる知識が必要ですし、電話では症状も含めて様々なご質問をいただきますのでそれぞれに適切にお答えすることが求められます。また、毎月レセプトという保険請求業務を担当しますので、各診療科の専門的な知識が必要です。

※ 医療機関には本当に様々な方がいらっしゃいますので、すべての方に優しく接し、分かりやすい説明をするには豊富な経験が必要です。特別な国家資格はありませんが、医療機関を支える大切な職種です。彼女たちには色々と言いやすいせいかときに強いお言葉を頂戴することもありますが、事後的にすべて院長が報告を受けて把握させていただいております。

【診療助手】

診療チームの一員として、医師や看護師の指示の下に、看護の専門的判断を要しない診療補助業務を行います。具体的には、診察の補助や、物品の準備、リハビリの補助などです。実際にはかなり広い分野で実働部隊として大活躍する職種です。彼女たちがいなければ今の半分の患者さんしか診察できないでしょう。特別な国家資格はありませんが、入職後半年もすれば問診する能力は一般の方々をはるかに上回ります。もしお友達にいらしたら彼女たちに相談してみてください。患者さんと医療専門職をつなぐ貴重な職種です。

※ 診療助手という職種は各医療機関で役割が大きく違いますので、一つのイメージを浮かべることは難しいかもしれません。少なくとも当院で働いている診療助手は最高の人柄と能力をもっていると思います。

ついにこれで完結です!
整形外科クリニックのことを少しでも身近に感じていただけたら幸いです。