コラム

義肢・装具の作製と保険申請

通常、健康保険を利用して医療機関に受診すると、その方の負担割合に応じて1~3割を窓口で支払います。
ところが、義肢や装具を製作する場合には「療養費払い」という特別な制度がとられています。

武内義肢製作所/内山式アキレス腱装具

https://takeuchi-gishi.co.jp/uchiyama.html
義肢・装具の代金は、いったん本人が義肢装具製作会社に全額を支払い、あとで保険者(協会けんぽの都道県支部、健康保険組合など)に申請して、負担割合に応じて払い戻しを受けます。

義肢装具をつくって保険申請をするまでの流れ

①医療機関で診察を受けます。
②医師の指示のもと、義肢装具士が義肢・装具を作成します。
③仮合わせ、医師による適合チェックを受けて、義肢・装具を受け取ります。
④義肢・装具の費用をいったん義肢装具製作会社に支払います。
⑤次の書類をそろえて保険者に提出します。
・療養費支給申請書(各保険の事務所に備えてあります)
・保険医の意見書 (医療機関が発行します)
・装具代金の領収書(義肢装具製作会社が発行します)
⑥後日、保険者より、負担割合に応じた金額が払い戻されます。

国家資格である義肢装具士の免許を取得するのは日本全国で毎年200名弱しかいません。彼らの技術はまさに日本医療界の宝です。

彼らは義肢や装具をただ作るだけでなく、その後も不具合が生じれば調整や修理などを責任をもって遂行してくれます。
安心してお任せください。